がん検診

ピンクリボン

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乳癌検診で癌が見つかる確率はおよそ1,000人に1人程度です。
また、大腸癌の便潜血検査で見つかる確率も1,000人につき1人~1.5人です。
会社や市の検診で胸部X線撮影をすることもありますが、元々この検査は結核を見つけるための検査ですので、熟練した放射線医が読影しないかぎり初期の肺癌を探すのは難しいものです。
肺癌を見つけるにはCTの方がより判りやすいのですが、CTを利用した検診のスタディでは肺癌死亡率を僅かに減少させるものの有意差はありませんでした。

また、私が知り得た過去の事例で、「毎年人間ドックを受けていたのに、どうして末期肺癌で判ったのでしょうか 」と言う類いの質問が数件ありました。
皆さんもお近くでその様な話を聞かれたことはないでしょうか。

この症例では、人間ドックでCT検査はしてませんでした。
そして、肋骨の蔭に隠れていた腫瘍がストレスや過労状態で免疫が働き難くなった時に急激に増大してしまったのだと思われます。
この方の肺癌は非小細胞肺癌で中分化型腺癌でした。

2mm刻みでスライスできるマルチスライスCTで無く、普通のCTは1cm刻みで画像を撮影しますので、運悪くその間に出来た腫瘍は見つからないこともあります。
この1cmの大きさの腫瘍になるには、おおよそ7年から10年は経過していますが、1cmを超えると急激に大きくなることがかなり有ります。
もちろん、腫瘍の性質で高分化型、中分化型、未分化型と分化が違いますので、それにより成長の度合いも変わります。
前例の場合は中分化型腺癌でしたので、高分化型よりも大きくなるスピードは速かったと思います。

ここまでお読み戴き、私が検診や人間ドックを否定しているのだと思われるかもしれませんが、それは誤解です。
検診は癌を見つけるためには必要ですが、それだけで十分ではないことをお伝えしたいのです。

乳癌検診で乳癌を見つける可能性は1,000人に1人と前述しましたが、あかお医院では1,000人中1.5人~1.8人の確立で乳癌を見つけています。
それは数少ない乳腺専門医であるからかもしれませんし、たまたま、その地域に乳癌の方が多かっただけかもしれません。

あかお医院 マンモグラフィー

マンモグラフィー

乳癌検診は30歳から視触診、40歳以降は2年に1回マンモグラフィーと視触診が受けられます。平成26年川口市の30歳以上の方は215,545人居られます。

1,000人に1人としても、この中で毎年215人が乳癌検診で乳癌が見つかると言うことですから、この数字はけっして小さなものではありません。
検診以外で見つかる乳癌はご自身で「しこり」を見つけた方になります。

自身で見つけた「しこり」は大きいことも多く、進行癌の可能性が高くなりますが、毎年検診を受けていた方の場合は初期癌で治癒する確率はぐんと高くなるのです。
自己触診用のしこりを感じやすくする補助用具も発売されていますので、利用されるのも良いと思われます。

一般検診は癌以外にも生活習慣病を見つけるには良い機会ですが、どうしても癌家系で癌が気になると言う方にはPETーCT検査がお薦めです。

PETだけでなく同時にCTも撮りますので癌を探す能力は高くなります。
以前は海外でPET検査を受けた方が安くかった時代もありましたが、国内でも安く行っている施設がありました。
それは、群馬県高崎市にある真木病院です。
先日、医療顧問の小濱先生と真木会長に講演をして戴いた時にお聞きした情報です。
(検査棟のエレベーターにも料金表は掲載されていましたので間違え有りません)
施設も案内して戴き確認して参りましたが、PET-CTも2台あり、読影医も多数居られます。
費用は真木病院のホームページをご覧ください。

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